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ダイヤの”4C”とは?

Cut/カット

カット

ダイヤモンドは、原石のままでは美しく光り輝くことはありません。裸石(ルース)とは、すでにカッティングされているダイヤモンドのことを指します。
ダイヤモンドは原石の大きさを重視してのみカッティングされるだけではありません。
原石からカットされた後の大きさやカットの形状、カラーグレード、クラリティを検討しながら、最大限のカット技術が施されます。
そして、原石の大きさや形状、原石の品質によって、どれだけ腕のいいカッターに研磨されるのかが決まってくるのです。いいダイヤモンドほど腕のいいカッターにカッティングされるわけなんです。
カットの格付けは、
・Excellent(エクセレント)
・VeryGood(ベリーグッド)
・Good(グッド)
・Fair(フェア)
・Poor(プア)
の5段階となっています。
エクセレントカット以上の石がもてはやされてからかなり時間は経過していますが、例えば婚約指輪にセッティングされたダイヤモンドの中で、エクセレントカット以上のダイヤモンドとベリーグッドにカットされたダイヤモンドとのグレードの違いを肉眼で見て、輝きの差が歴然としているとは限りません。
カットで注意したい点は、ベリーグッド以上のダイヤモンドであれば、あまりグレードを気にしないことでしょう。気をつけて見る部分は、他のダイヤモンドと比べて「明るく、美しく輝いているかどうか」だと思います。
要するに輝きの違いに注意を払えばいいのであって、その他はとくに重要なことではありません。
エクセレントとグッドを比べてみれば、石の輝きの違いはわかるかも知れませんが、グッドでもシンメトリー(対称性)とポリッシュ(研磨)の状態がよければ、綺麗な輝きをみせる可能性はありますからね。
あなたが見て、綺麗に輝いているダイヤモンドを見比べて選んでみるのが良いでしょう。
また従来のブリリアントカットダイヤモンドは58面体でしたが、近年、58面以上のカット面を持つ多面カットが多く登場しています。
多面カットダイヤモンドの大きな特長は、その華やかな「キラキラ」感にあるといえます。しかし、多面カットが58面カットに比べて必ず美しいかといえば、そうとは言い切れません。
ダイヤモンドの輝きについて重要なのは、単一光(スポットライト)と拡散光(すべての方向に散乱される光)の条件下で、「真っ暗な状態で光が認められる光量」から「通常生活下でもっともまぶしい状態」で、どのような輝きを見せるか、なのです。
また、(光はテーブル面に直角に差し込むことを前提にしていますが)ダイヤモンドを見る人の角度を真上から真上の状態を見ることの出来る斜めの角度までの間で、シンチレーションやブリリアンシー、ファイヤーがどうなのかが重要となってきます。
エクセレントカット以上でも魅力を感じないものがある理由としては、ひとつはプロポーションのバランスのパターンが制限されているから。
そしてもうひとつは、原石自体の明るいものや暗いもの(明度や彩度)が存在するからです。
したがって多面カットは、原石の暗いタイプに対しては、ファセット面を細かくしても輝きを見せるように工夫することが有効手段であり、これはサファイアなどの色石で実証されています。
そして、あまりにも多面的なカットは、光の強さが失われる場合もあります。
58面カットを選ぶか、多面カットを選ぶかは好みによるものですが、やはりそのダイヤモンド自体の明るさ、力強い輝きというものを意識して選ぶことをおすすめします。